【ブリーチ】打ち切りの理由が感動!最終回に込められた作者の想い
ブリーチは2001年から2016年に渡り連載が続けられましたが、最終回に近づくにつれて早いテンポで物事が進み「打ち切り」のような最後となりました。
15年も連載していたのに終わり方が、読者の多くが予想していたものとは大きく異なり、世間は騒然として泣き崩れるファンもいたのだとか。
そんなブリーチですが、どうして打ち切りのような形で終わったのかご存知ですか?
ここでは、本当にブリーチは打ち切りだったのかや、原作者が抱いていた密かな想いなどについて紹介していきます。
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1.ブリーチが打ち切りだったと言われる理由
原作者や編集部に携わる人間じゃない限り、作品が打ち切りにより終了したのかどうかが分かるハズがありません。
ネガティブな情報は外部に絶対に流さないですし、原作者本人が「人気が無くなって打ち切りになっちゃった」と明かすことも無いでしょう。
ですから、ブリーチが打ち切りで終了したかどうか、ごく一部の人間を除いて知ることができない点を最初に理解しておくことは大切です。
こうした事情があることを前提に置くと、ではどうして打ち切りだったのではないかと言われているのでしょうか?
その理由として多くの読者が挙げているのが、「最終回が予想外すぎた」というもの。
15年の連載を続けながら、最後はとんとん拍子で物事が進み、10年後の世界が描かれハッピーエンド。
ちょっとだけユーハバッハの思惑などが描かれたものの、結局彼が何をしたいのかもわからず、霊王とやらの秘密、藍染があそこまで野心に走った理由なども不明。
そうした部分を全て置き去りにし、ついでに読者も置き去りにしながら、最終回は一護と織姫の息子「かずい」や、ルキアと恋次の娘「いちか」などが出てきました。
そして「僕も死神だよ」という、「かずい」が「いちか」に対して自己紹介するコマが大きく使われ最終回が終了。
色々と置き去りにされた読者は「???」が頭の中に連発し、不満を爆発させるファンが続出。
- なんだこの最終回!読者をナメているとしか思えない
- これは逃げたと言われても仕方がない
- 原作者が物語を捨てたらどうしようもないよ
- 私たちのブリーチが漂白(ブリーチ)されるどころか汚されてしまった!
終わり方があまりにも不自然だったので、「打ち切りに違いない」との声が高まり、打ち切りだったと言われるようになりました。
2.ブリーチが打ち切りになっても仕方ないと思われているのは何故?
実際に最終回が訪れる前から、読者は「ブリーチは打ち切りで終了になるのでは?」と心配をしていました。
そして打ち切りに見える最終回が掲載されてからは、「こうなるのは仕方ない」と思われるようにもなったのです。
事前から読者の間で打ち切りが示唆されていた理由は、「100人中99人は尸魂界篇が一番だった」と答えるからとのこと。
尸魂界篇は、単行本9〜14巻(71〜123話)にかけて掲載された長編で、物語の方向性を決めるとても重要なストーリーでした。
単行本の巻数などから分かるように、序盤にピークが訪れていたと読者は判断しているんですね。
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この長編では死神の中にも正義と悪が混在しており、どちらにも言い分がある中で物事を進めていくという難しい心理も入っていたのです。
バトルや心理、人の絆など多くの要素が融合することによって、読者はどんどんのめり込みファンを多く獲得しました。
この頃がブリーチの中で一番輝かしい時代だったと、読者は振り返っておりそれからはダラダラと惰性で続いていたとのこと。
後半になると何がしたいのか分からない内容になり、1ページに人物をアップで描くという手抜きとしか思えないような描写も続いていたと連載途中から批判殺到。
後半は人気に陰りが見えたのは、誰の目からも明らかだったとのことで、読者の間で打ち切りは仕方ないと思われていました。
3.ブリーチは原作者が打ち切りを望んでいた噂
読者から「打ち切られても仕方ない」と言われるのは、原作者としてとても悲しいでしょうが、実は原作者自身が打ち切りを望んでいたとの噂も広がっています。
週刊少年ジャンプは他社の少年誌よりも発行部数が多く、熾烈な競争社会が内部で勃発しており、少しでも人気が無くなれば打ち切りです。
しかし読者から支持される作品になれば、少しでも長く連載させようと編集部が原作側に圧力をかけ続けるのだとか。
内部事情の細部まで外部には漏れていませんが、「幽遊白書」を描いた富樫先生によれば、自身が想定していた流れでは許してくれず少しでも連載期間を伸ばそうとしてきたとのこと。
富樫先生はその圧力で体調を崩し、無理やりに連載終了を提示し終わらせたという経緯を語りました。
原作者としては自分が描く漫画は宝物のようなもので、キラキラと輝く状態で終わらせたいと願うもの。
しかし同じ事の繰り返しでもいいから続けるように圧力をかけられるなら、自身が考えていたストーリーとは乖離していき、宝物が腐っていきます。
それは読者も原作者も、そして作品も不幸にする結果になるため、原作者もモチベーションが上がらないでしょう。
ブリーチも幽遊白書やドラゴンボールなど、かつての人気作品と同じように編集部から圧力をかけられていた可能性があります。
ですから、ブリーチの原作者も打ち切りを望んでおり、ようやく実現したと安堵しているのではと噂されているのです。
4.ブリーチは打ち切りではなく原作者の願い通り終了したと言われる根拠
ブリーチが打ち切りになったのかは、冒頭でも記載した通りごく一部の人間しか知ることのできない情報です。
外部の人間が奥深いその部分まで入り込めないので、憶測でしか物事を扱えません。
それでも最終回の内容などからして、打ち切りの線が濃厚だとネットを中心に広まっていますが、実はブリーチは打ち切りではなく原作者の願い通りだったとの声もあります。
ブリーチの原作者・久保帯人先生は「15」という数字に深い思い入れがあるとのこと。
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主人公の名前は黒崎一護であり、この名前の由来は「何か一つのものを護りとおせるように」との願いがあります。
そして巻末の最後のコメントには「なんとか15年で描き終えることができました」と、読者に感謝を述べているんですね。
主人公が一護(15)なので、15という数字には特別な想いがあり、15年でどうにか終わらせたいとの願いが見て取れるでしょう。
そのため、ブリーチは久保帯人先生の願い通りに終了したと言われています。
5.ブリーチの打ち切りに込められた作者の想いとは?
ブリーチの原作者・久保帯人先生は連載10年目に突入した辺りで体調を崩し、漫画を描こうという気持ちが湧き起こらなかったそう。
人気連載の作品ですので、周囲からの期待など多大なプレッシャーを感じていたに違いありません。
体調を崩して気持ちがくじけていた時、ある一通のファンレターが先生の心を刺激することになりました。
そのファンレターを差し出した人物は難病を患っており、余命はもう残りわずかという状態でしたがブリーチを読むのが楽しみだったとのこと。
そしてブリーチがあるから毎日がつらい中でも生き続けられると綴られており、久保先生はその子が元気になれるならばと漫画を描く気力を奮い起こします。
しかし、この手紙は難病を患う子が亡くなってから送られるよう手配されていたもので、久保先生が読んだ時点でその子はすでに他界。
手紙の実物写真を添えて、「どんな些細な情報でも構わないから、何か知っている人がいたら教えてほしい」とSNSに久保先生が投稿。
この手紙にどれだけ勇気を貰い、何とか最終回までこぎつけることができたかを教えたいと願っているんですね。
そして、手紙で勇気を貰ったことを、打ち切りの最終回にとあるメッセージとして載せています。
ブリーチの最終回では「勇気」が、物語のテーマになっていると明らかにされ、それは手紙で勇気を貰った久保先生の想いが反映されているのではと言われています。
まとめ
ここでは、本当にブリーチは打ち切りだったのかや、原作者が抱いていた密かな想いなどについて紹介していきました。
ブリーチが打ち切りだったと言われるには、それなりの理由があり読み続けてきたファンの多くが、その点に理解を示しています。
ですが打ち切りだったのかどうかについては、原作者や編集部の一部しか分からない情報なので、憶測の域を出ないため事実にはたどり着くことはありません。
それでも久保先生が原作に込めた想いなどを見るならば、こういった終わり方を久保先生自身が望んでいたとも受け取れるでしょう。
事実がどうであれ、人気作品であることに変わりはないので、今後の展開に期待したいですね。