【ブリーチ】ユーハバッハ野望が意外!ユーハバッハの謎や都市伝説
ブリーチのラスボスとして描かれ、その圧倒的な強さに読者の多くが絶望感を抱いたのが、「ユーハバッハ」です。
1000年前から生き続け、物語を裏で操りつつも真の目的のために立ち上がり、直接行動に出るなど多くの影響を与えてきました。
そんなユーハバッハですが、物語が終わってもいくつかの謎が残されているのをご存知ですか?
ここでは、ユーハバッハの謎と考察、さらには都市伝説などについて紹介していきます。
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1.ブリーチに登場するユーハバッハの謎とその考察
ブリーチは現世、霊界、その中間世界と拾い範囲を舞台としており、多くの登場人物がそれぞれの思惑で動いているため、かなり複雑な物語になっています。
方向性を見失いながらも軌道修正をかけていき、本筋にたどり着いたところで登場したユーハバッハは、あり得ない能力と実力を兼ね揃えた存在です。
ラスボスという位置づけに相応しく、主人公と激突し最終的には敗れて物語は終了した訳ですが、謎が多く残されていますよね?
以下から残された謎と、その謎について読者が考察したものを併せて紹介していきます。
@ ユーハバッハを元柳斎がとどめを刺さなかった謎
ユーハバッハは1000年以上前から存在しており、滅却師の始祖としての能力を持っており死神界との確執が作られるキッカケとなりました。
そして1000年前に、まだ若い元柳斎や結成されたばかりの護廷十三番隊と、ユーハバッハは交戦をしています。
ユーハバッハは希有な能力を持っており、他者を圧倒する実力がありましたが、全盛期の元柳斎に勝てるハズもなくあっさりと敗北。
危険因子としてとどめを刺すつもりでいましたが、何らかの理由により逃げることに成功しているのです。
逃がした結果、尸魂界が崩壊直前まで追いやられたという点を考えると、どうしてとどめを刺さなかったのかについて謎が残ります。
実はここ、最終回になっても結局明かされることはなく、どうして元柳斎がユーハバッハを生かしておいたのかは分かっていません。
- まだ若い元柳斎に甘さがあったから
- とどめを刺せるほど実力が無かったから
- 先を見通す能力があったのでとどめを刺せなかった
- 裏で滅却師と取引をしていたから
色々と読者は考察をしていますが、「元柳斎に甘さがあった」という内容が一番支持されています。
というのも、「マユリ」は当時を知っているらしく、元柳斎の行動に苦言を呈しているため、とどめを刺すことは可能だが、あえてしなかったという状況が推測できるでしょう。
とどめを刺さなかったのは、元柳斎の優しさが関係していたのかもしれません。
A ユーハバッハと霊王が親密な関係という謎
ユーハバッハは誰も思いつかない霊王の殺害を計画し、自身の能力を駆使して近寄ることすら不可能と言われる霊王の殺害に成功します。
ここから物語は結末へ向かって一気に進む訳ですが、殺害した霊王とユーハバッハは他人ではなく、近しい関係のような描写がありました。
ですが詳しいことは何も明かされないまま、最終回となったので謎は残されています。
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ユーハバッハは霊王に対し、「子をも〜」と、子供との表現を使っており、親子とも受け取れるような発言をしているのです。
このことから、「霊王はユーハバッハの父親」と考察されており支持を集めています。
ユーハバッハは滅却師の始祖とされていますが、霊王が水晶体の中で鎖に縛られている状況を見ると、滅却師の本当の始祖は霊王ではないかとも考えられるでしょう。
死神界にとって滅却師の存在は邪魔であり、世界の秩序を乱すと考えているので、滅却師を滅ぼしたのと同時に、霊王を封印したとされているのです。
もちろん、霊王とユーハバッハが親子関係であったかどうかは不明ですが、それぞれの証拠を集めてみると、どうやら親子らしいとの考察が支持を集めているのも納得できますね。
B 一護の精神世界の斬月がユーハバッハである謎
一護の斬魄刀は二刀一対という、尸魂界に2つしかないタイプのもので、精神世界では斬月本体が姿を現わします。
内なる虚とされた白一護も、斬月の本体のおっさんも、それらは2人で1つを成す斬魄刀の本質を表すものとされていたのです。
そして物語が進むと、斬月の本体とされるおっさんが、1000年前のユーハバッハ本人であることが明らかにされました。
これは一護は、死神と滅却師のハーフであるという、とても稀な存在だからです。
死神の側面としての斬月と、滅却師の側面を見せる斬月の2対がありますが、滅却師の力の側面である斬月の具象化がユーハバッハでした。
ではどうして、一護の精神世界の中に1000年前の斬月がいるのかについて、謎に感じますよね?
ここで鍵となるのは、ユーハバッハは滅却師の始祖であり、純血家の滅却師には全員、彼の血が流れているという点。
一護の母親は滅却師として活躍していたので、ユーハバッハの血が流れていることになり、それは一護にも注がれていたでしょう。
そのため一護の精神世界にユーハバッハが現れ、彼を護るために力の放出を制限させていたのです。
では、他の滅却師の精神世界にも、ユーハバッハの内なる存在がいたと考えられるのでしょうか?
その点に関しての考察は、「他の滅却師の中にユーハバッハの存在はない」としています。
つまり、一護だけが特別であり、特別だからこそ1000年前のユーハバッハが彼の精神世界を構成していたと考えられているのです。
2.ユーハバッハが築き上げたかった本当の世界とは?
ユーハバッハは霊王を殺害し、世界の均衡を崩し全てを終わらせることを目的にしていました。
そして、「真世界城」を創り上げ、全く新しい世界を創造し多くの人々が抱く不安を解消させようとしていたのです。
ブリーチに登場するユーハバッハは、現世や尸魂界、さらには虚園の境界を壊し、人々に死を味わせたくないとの信念があったとのこと。
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そのためには、尸魂界に居座る霊王を殺害し、世界を一旦リセットして新しい楽園を創る必要があると判断したんですね。
ユーハバッハは見えない、聞こえない、喋れないという三重苦の赤ん坊として誕生しましたが、類まれな才能を発揮し障害を克服しました。
そして人々が自分をそれぞれの神の名で呼ぶことに気付き、人々の願いを形にしていく必要があると感じます。
それから彼は、どのような世界であれば人々が不安もなく安心して生活できるかを考えたところ、「死からの解放」であるとたどり着きます。
そうして滅却師という現在の秩序を破壊する組織を誕生させ、尸魂界を破壊しようと侵攻したりしたのです。
ユーハバッハは人の未来を、不安を取り除くためだけに行動したので、死神界が悪で滅却師が善という見方もできますね。
3.ユーハバッハにまつわる都市伝説
ユーハバッハは、主人公とも深くつながっていますし、物語の重要な部分とも関わっているため重要なキャラクターです。
滅却師の始祖とされ、斬月の滅却師の力の側面が具現化したもので、精神世界においてよく登場していました。
そんなユーハバッハですが、以下に挙げる都市伝説が有名なので紹介していきますね。
@ ユーハバッハは一護の存在を恐れていた
ブリーチのラスボスとして知られるユーハバッハですが、実は一護の存在を恐れていたとの都市伝説が広まっています。
この説が出てくるキッカケになったのは、精神世界の斬月の正体が、1000年前のユーハバッハであると判明したとき。
精神世界で彼は、「一護、お前を危険から遠ざけるために、力をセーブさせていた」との発言をしています。
一護が死神の力を完全に取り戻したら、危険な戦いに身を置くことになり、それは望ましい結果にならないと案じているのです。
とても心優しい性格をしているように感じますが、ユーハバッハの本当の狙いは「死神の力を取り戻したら、とんでもない脅威になる」と感じ、それを阻止したかったというものと指摘されています。
一護が隊長クラスの死神と、滅却師のハーフであり、さらに藍染が実験で作った虚であるホワイトの一部も入っています。
こんな存在は前例がないので、精神世界に介入し死神としての力を目覚めさせないよう仕向けたと考えるのは自然でしょう。
その結果、霊王の殺害という所まで目的を達成できたのですが、最終的には敗北を喫しました。
ですがそれまでの流れを見るならば、一護を危険から護るためではなく、自分の作戦の邪魔にならないようにしていたとの都市伝説が出てくるのも頷けますね。
A ユーハバッハは最終的に霊王となる
霊王は魂魄数を全世界で均衡に保つ役割を持ち、霊王が消え去れば世界は崩壊すると言われています。
ユーハバッハは自身の目的のために、霊王を殺害した際は霊王の右腕が身代わりとなり支えたので、何とか世界の崩壊は阻止されました。
しかし右腕そのものも、ユーハバッハが吸収したことで霊王の代わりになる存在がおらず、世界は破壊されることに。
最終回では10年後の世界が描かれ、平和な毎日が送られていることが分かるため、結局は世界は破壊されなかったのです。
この部分で登場した都市伝説に、「ユーハバッハが霊王の代わりとなった」というものがあります。
ユーハバッハが倒された後、亡骸には霊王を吸収した際のエネルギーが残されていたので、それを零番隊のメンバーが結界を張り霊王の代わりにしたとのこと。
こうすることによって、世界の崩壊を防いだのだろうと結ばれ、「真実っぽい!」として読者の間で支持されるようになりました。
まとめ
ここでは、ユーハバッハの謎と考察、さらには都市伝説などについて紹介していきました。
ユーハバッハは、あり得ないほどの力を持っており、世界の崩壊や再構築といった、まさにラスボスに相応しい壮大なビジョンを持っています。
恐ろしい性格をしている部分がピックアップされますが、赤ん坊の頃から三重苦に悩まされ、人の不安を解消させるために行動することを信念としていました。
他人を優先して考える、とても優しい性格の持ち主である部分も物語中で明らかになっており、とても複雑な存在であると理解できるでしょう。
倒されてしまったので今後の登場は期待できませんが、読者の心の中でユーハバッハは生き続けているのです。